とある趣味ノート

ゲームとか漫画について思いついたことを書き散らすブログ。

「Florence」

「Florence」というゲームを購入した。そしたら、めちゃくちゃ好みだった。

store-jp.nintendo.com

けれど、これはSwitchよりiPadでしたかったなと思ったら、App版があったのよ。しかも120円で。私はSwitchで65%offの250円で買ったのよ。ちょっとショック。まあ、Switch storeがあったから出会えたので、誤差の範囲ではある。

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とはいえ、このゲームはなんというジャンルなのだろうか。

Switchではテキストアドベンチャーのジャンルに入っているけれど、テキストは親からの電話シーンにしかない。ノベルゲームともいえないし、ビジュアルゲーム? でも、なんか雰囲気が伝わらない。Appの説明では、インタラクティブ・ストーリーブックになっていた。インタラクティブってのは、デジタル用語?で、一方通行ではなく、やりとりをする感じのことらしい。プレイしてみたら、ああそういうことかと納得はできるけれど、紹介するという観点では難しいな。

ストーリーは、フローレンスという女性の人生を描いたものなのだけど、目覚ましはタップして止めるし、歯磨きも動かしてあげないといけないし、SNSもいいねしないといけないし、ご飯もひとつひとつタップして食べ進めないといけない。ある意味、めんどくさい。けれどその面倒さから、フローレンスの地味な生活が伝わってくる。

けれど、フローレンスの世界を色づけるような出会いがあって、二人は親密になっていく。

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出会ったばかりの頃は、会話のピースも多い。
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けれど会話のピースが減っていくことで、親密になってきたことがわかる。こういった部分が、たのしい。

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同棲をする時は、お互いのものを取捨選択して部屋におさめていく。
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食事もタップしていくんだけど、正直ピザのみみを残すことに抵抗があるので、ぜんぶ食べたかった。

このストーリーの良いところは、フローレンスの気もちの変化を視覚的に丁寧に描いているところ。ラブストーリーのようにみえるけれど、あくまで描いているのはフローレンスの人生。結末にいたるまでの時間全てがフローレンスを形作っていて、これからの未来もそうなんだと感じさせてくれるところが大好き。

あと、単純にこういったタップですすめていくシステムがおもしろかった。今後も、こういったゲームというかストーリーブックをいろいろ読んでみたいな。