ボカロ曲の思い出語り
語りたがりなオタクだから、プロセカやっていると自分のボカロ曲遍歴について語りたくなる。
ちなみにカゲロウデイズ以前の人間で、その後はたまにランキング上位を聞くくらいだったので、新しめの曲はよく知らない。だから、プロセカに収録されている曲は、半分以上プロセカで知った。プロセカすごいね。ボカロのあらゆる世代をつないだゲームだわ。
ちなみに、ボカロ曲の歴史をまとめた記事だと、これが好き。
やっぱきっかけはこれ
はじめて出会ったボカロ曲は覚えていないけれど、初音ミクを意識したのはこの動画だ。
「初音ミクが来ない?来た?」騒動をリアルタイムで見ていたわけではなく、この最終版で出会った。ワンカップPを発端に、ネタ曲を投稿し合って盛り上がるのすごいよね。便乗していくボカロPたちもおもしろいし、要所要所でレベル高いネタ曲を投じるワンカップPの貫禄もすごい。酒の本の時とかマジで笑った。メイコの歌に、ついにミクの声が重なっていくのも泣ける。たぶん、私みたいにもともとあんまり興味なかったような人にも「なんかおもしろそうだぞ初音ミク」とか思わせた偉大な騒動だったと思っている。
その次はなんだろ。その後の流れはよく覚えていないから、好きだった曲をまとめよう。
VOCALOIDとしての曲
「初音ミクの消失」をはじめとした一連の曲たちは神だよね。終焉も好き。「初音ミクの分散→破壊」だとそれぞれの声を使って、ミク一人だけど、それぞれのミク達の物語だなぁって感じるところが好き。まあ、音ゲーとしては難易度の高さにひれ伏すんだけど。
描いてみたとかアニメーションとか次々つくられ、本当にたのしかった。そうやって作られた中でも、激唱のDIVAの映像を編集して作ったPVが個人的には大好き。www.nicovideo.jp
「えれくとりっく・えんじぇぅ」かわいいよね。かわいいは正義。
描いてみたならこれが好きだな。マウスポインタ―をおいかけるミクかわいい。
けっこう新しめのなら、「ペインイレイサー」も好き。というか、久しぶりにボカロ曲を漁った時に出会って、すばらしすぎて泣いた。
サヨナラの歌
ポップ・レクイエムというジャンルをつくったサイハテはすごすぎる。明るいのに悲しくて、悲しいけれど最後には顔上げて前にすすんでいく感じが本当に好き。これプロセカに収録されたらうれしいな。
他に好きなのはね、「ほんの少しのさよなら」。喪失の痛みと、さよならしなきゃという気持ちの葛藤が苦しい。「だめ」って歌詞が入る部分が胸にくる。
「Crying Air」も好き。歌葬という言葉が似合う曲。「どうしておいてったの 私、絶対許さない」の言葉の切なさよ。
「貴方へ、鎮魂曲を。」も好き。サヨナラというより、想いごと大切に抱えたまま明日へ歩き出していく感じがする。「嘘つきな優しい人よ 私は許します」っていう歌詞が、上の曲とはまた違う気持ちの現れ方で、鎮魂歌はこういったそれぞれの別離との向き合い方があるのがいいよね。www.nicovideo.jp
「サボテンと蜃気楼」は曲自体もすばらしいけれど、手書きの映像も相まってすごい作品。はじめてみた時、無言で数回ループしてみた。
「ただいまと叫んでも届かない」はさ、小野不由美の『悪魔の棲む家』を思い出す。家に帰っても、もう二度と届かないって恐怖だよね。畳みかける感じが本当に悲痛。
「falldown」は聞いているとつらくなるんだけど、コメントで最初の音がモールス信号のSOSと知って、余計に泣いた。鎮魂歌ではなく、今まさに死にゆく人が歌う曲。つらい。でも好き。
物語音楽
「ココロ」は衝撃的だったよね。その頃まだまだ若かったし、心を持つことが本当に幸せなのかけっこう真面目に考えたわ。というか、いつプロセカに追加されるんだろう。追加されてほしい。
消失同様、これもかなりの描いてみたが生まれた記憶がある。好きなのこれ。
ささくれPも好き。「しゅうまつがやってくる!」のかわいさと内容のギャップよ。終末シリーズは本当に好きで、アルバムだけじゃなく自家通販の時にDVD買ったわ。アルバムに入っている「突然、君が浮いた」もかなり好き。
百合曲でもある。「夜行線上のフライト」はホントすごい。曲のメリハリがゾクゾクするし、映像も考察しちゃいたくなる。
はるまきごはんさんは、「スチールワンダー」が特に好きだな。というか、この曲で知った。
新しめだと、「祝福のメシアとアイの塔」も好きだな。ボカロ10人使って歌わせることに、意味がある曲だった。ってか、私は途中で見え方がガラッと変わるものが好きなんだな。
かわいい恋の曲
「ストロベリー」は本当にかわいい。ショートバージョンのラフのもかわいい。こういうかわいい曲をモモジャンに歌ってほしい。
リンのかわいい曲っていったら、「すすすす、すき、だあいすき」が浮かんだわ。いやこれマジかわいい。
切ない恋の歌
プロセカでもおなじみのピノキオピーさんは、「恋の恋による恋のための恋」が特に好き。恋する苦さをここまで歌っているのに、それでも恋してよかったと思えるのがすごい。
死別ではない、別れの曲といったら「さよならのかわりに、花束を」が思い浮かぶ。たとえ別れても、ありがとうの気もちがあふれているところが好き。
いろいろすごい
ExcelでPVつくっているやつ。いや本当にすごいんだけど。そもそも曲がクセになる感じで、このPV。ずっと見ちゃう。
いろんな曲
どうカテゴリ分けていいかわからなかった曲たち。「恋紅綬」は後半の畳みかけるような盛り上がり方がすごく印象的。最後まできくべき。
「アルビノ」、リメイクバージョンがあったんだね。
私のiPod、ミク曲流すとこれが最初に流れる。イントロ最高。
描いてみたいろいろ
生誕祭にあわせて作られた「恋スルVOC@LOID」のアニメにしてみたやつはすごすぎるし、愛があふれている。
「VOiCE」の3DPVはホントすごいよね。曲を聞いて、ここまで同時の物語を生み出せるなんて感動するわ。
MEIKOさんの輪廻転生ものの描いてみたPVは、とあるシーンで本気で鳥肌立った。一度見終わったら、もう一度かならず見ちゃう。長い曲だけど、これは本当に一度みてほしい。大好き。www.nicovideo.jp
夏目漱石の『夢十夜』を読み返したくなるこれも好き。不安定でクセになる。途中で別の曲を紛れ込ませるのが、さらに不安定さを強めていてゾワゾワした。意味がわからないところが好き。
このアニメみたいとガチで思ったPV。ぬるぬる動くし、内容気になるし、ホントワクワクした。当時は黒の契約者ってアニメも記憶に新しかったから若干連想したけれど、改めてみるとまったく違う世界観だね。切ないしかっこいい。
PVではなくて、最初はミクを描いている動画なのだけど、途中でサイハテが流れ出したとたんすごいことになる。これ、なにかで紹介されていて見たと思うけど、サイハテじゃないじゃん?と思いつつ、でも描いている様子を見るのはおもしろいのでそのまま見続けたんだよな。ホント、知れてよかった動画。
備忘録がてら、つらつらと好きなボカロ曲をまとめた。他にもいろいろあるけれど、とりあえず満足。